愛レゲエ 3

愛レゲエ

2010年02月10日発売

CD / TKCA-73505 / ¥2934(税抜¥2667)

ベストセラー・レゲエ・コンピ「愛レゲエ」シリーズの第3弾!!
ジャパレゲの定番ナンバーを始め、隠れた名曲にもスポットを当てた、
注目度ナンバーワンの鉄板コンピレーション!!

【収録曲&解説】(曲解説)
1.DON'T CRY / VADER
BOOGIE MAN率いるラガラボMUSIQの一員としても鋭利活動中の大阪発DJ。高速オケにダミ声で煽る彼も素晴らしいが、本曲ではミディアムでどっしり説得力のあるシングジェイを聞かせる。<もう泣かなくていい その分俺が強くなれば良い>。愛する女性へ男の中の男たる言葉の数々。シビれます。

2.My Friend / PANG
人間の強さ/強さ、その二極性を絶妙に表現するシンガーPANG。遠く離れてしまった大切な友との想い出を、あえて淡々と歌っていく様が妙に胸を打つナンバー。寂しさでいっぱいながら前向きになろうと努める複雑な心境のリリックが、シンプルなワンドロップ・リディムの上で浮き彫りになり、グッとくる。

3. JAMAICA生まれのキミに… / MICKY RICH
東京は浅草をベースとするENT DEAL LEAGUEのシングジェイMICKY RICHがレゲエへの愛を綴った曲。<JAMAICA生まれのキミ>=レゲエを女性に見立て、メタファー的に表現。どれだけ惚れてるか、どれだけ夢中かを赤裸々に大告白。これだけ虜にさせる威力があるのだ、レゲエには。やはり恐るべし。

4. Proud Of Me~待ってて、きっと~ / ハイジ
'09年3月に初ミニ・アルバムを発表以降、驚異的なスピードでその名を浸透させてきた新星ハイジ。世の迷える女子すべての共感を呼びそうな等身大リリックが特徴で、失った相手を想う本曲でもその魅力が存分に発揮されている。"守ってあげたい"と思わせる、この揺れる乙女心&揺れる美声は反則級。

5. しあわせのリズム / Keyco
レゲエ・フィールドでの活動も多いソウル・シンガーKeyco。『ゼクシィ』のCMで話題を呼んだ「パパパパーンの歌」の原曲「結婚行進曲」に日本語詞を付け、Home Grownが甘いアレンジを手がけた極上ラヴァーズ。2002年、妊娠中に録音。母子の鼓動=しあわせのリズムが宿った愛溢れる仕上がりだ。

6. I & I / G2
新世代の歌い手にとっては激戦ともいえる現行シーンにおいて、岐阜を拠点に健闘している注目DeeJay、G2。抑揚の効いた人間臭い歌いまわし、具体的な描写が冴え渡る名ストーリー・テラーぶりは本曲でも健在。ラスタの思想"I&I"を自分流に解釈し、旧友との揺るぎない心のつながりを描く。

7. true blue 17 feat. MUNEHIRO / SPICY CHOCOLATE
信頼厚き東京のビッグ・サウンドSPICY CHOCOLATEがプロデュースするコンピ盤『東京RAGGA BLAZE』シリーズの3作目に収録された曲。マイナー・コードの哀愁系ミディアムに、ウェット感たっぷりなMUNEHIROのハスキー・ヴォイスが切なく絡む。遠い夏のほろ苦い愛の記憶。

8. south orange / MINMI
出産を経て、'09年本格復帰したMINMI。本曲は'02年のデビュー・シングル「The Perfect Vision」のC/W曲で、未だ根強い人気を誇るラブ・ソング。慕う相手に想いを伝えられないもどかしさをドラマチックに歌い上げる。まるで泣いているようなサックスも終始印象的な究極の"泣き"チューン。

9. この道を / KEN-U
『東京RAGGA BLAZE 2』に収録され、後に"外伝"としてシングル化されたSPICY CHOCOLATEプロデュース曲。独特の表現&メロディーで、自分を貫き通すことの大切さを歌うのはENT DEAL LEAGUEのシンガーKEN-U。周りに流されることなく、いかに愛のある歌を歌えるか。これぞ人間道ならぬレゲエ道。

10.モトカレ / lecca
シンギングとDJスタイル双方を操り、トラック制作も手がける多才なlecca。強い意志を持つ凛とした側面と、弱さも儚さも女心をさらけ出す側面、両面を絶妙に表現する彼女らしいチューン。本当は忘れたくない彼との過去から抜け出し、未来へ踏み出すまでをエモーショナルな唱法で聞かせる。

11. 裸の天使 / BES
コク深い声でソウルフルな歌い回しを披露する大阪発シングジェイ。照れくさいほどピンク色に染まったデレデレのラブソング。サビの<君のハライソに抱かれて>にある"ハライソ"とはスペイン語、ポルトガル語の共通語で天国、楽園の意味。裸の天使と一緒なら、とにかくシアワセってこと。

12. LOVE SONG FOR YOU / RUDEBWOY FACE
29歳にしてDJ歴12年。ハードコアを貫き、レゲエの持つブラックネスを表現し続ける男。フロウ、リズム感、なにもかもが黒い。彼をもってすれば、こうしたラブソングにおいても、とことん黒い。リディム鷲づかみな天才的フロウ、愛しの<Magnum Girl>にあてた甘~いリリック。クラクラきます。

13. 元気でなにより / CHOSEN LEE
日本レゲエ史が誇る黄金コンピ『BAD BAD』シリーズ(あのRANKIN TAXIがプロデュース)に収録された'97年発表曲。FIRE BALLの活動と並行して、'09年末には初ソロ・アルバムを発表したCHOZEN LEEだが、当時からソロ・ワークも輝いていた。太陽の日差しが似合う名ポジティブ・チューン。※リリース当時はアーティスと名をCHOSEN LEEと表記

14.手紙 / BIGGA RAIJI
ビッグな体とビッグな心を持つシングジェイBIGGA RAIJI。天へ旅立った後輩への手紙を歌に託したR.I.Pチューン。夢の中にいるような優しい音色が効いた浮遊感あるトラックと、彼ならではのほんわか温もりあふれるリリック、話しかけるような人懐こいフロウがマッチして、なんとも心に沁みる。

15. ONE DAY / TAK-Z
'09年、初のミニ・アルバムを発表し、その存在を全国へ知らしめた大阪発の新世代シンガーTAK-Z。特有のピュアな歌声と丁寧な言葉運び、まっすぐなメッセージがSKYLINE BANDとの好タッグで一層際立ったアコースティック調チューン。屈することなく<立ち上がれ>の精神は、まさしくレゲエならでは。

16. LA LA LA feat. Metis / BROWN SUGAR
福岡発女性ユニットBROWN SUGAR。野太い声でアグレッシブなフロウを畳み掛ける"女前"ラガ・スタイルが特徴的な2人だが、本曲はじっくり聞かせるタイプのミディアム。まさに<愛を歌う>シンガーMetisと共に、今を生きる悦びを歌い上げる。ラストにふさわしいハート・ウォーミング・チューン。

text by 岡部徳枝
 

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