MAGIC and BLACK CATS SPECIAL SITE
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1990年代、日本のロカビリー・シーンをリードし続けた伝説のバンドMAGICが、メジャーデビュー30周年に向けて、再び動き出しまし た。
MAGICが、1stシングル『STREET ANGEL』と、いきなりのアルバム『ROCK'A BEAT』を携えてメジャーの世界に飛び出したのは、 1990年8月21日のことです。 デビュー前からライブハウスを満杯にし、ロカビリー・ファンの間では知られる存在のMAGICでしたが、メジャーデビュー後は、 TVの人気音楽番組への出演や、番組テーマソングへの楽曲提供などで、ファン層を拡大。 とくに1993年に30万枚のヒットを記録した『天使のジェラシー』以降、その人気を全国的なものとしました。
FMラジオにレギュラー番組を持ち、フロントマン・上澤津孝はTVドラマの準主役に抜擢。中森明菜の『東京ローズ』に楽曲を提供し、 バンドとしてステージに立つなど、ロカビリーのメジャー化に貢献。 MAGICは、日本のネオ・ロカビリー・ブームの火付け役であり、1990年代を通して常にシーンを牽引してきました。 とくに、Schottの革ジャンにVansonのレザーパンツ、足元をRed Wingのエンジニアブーツで固めたハードなそのスタイルは、 当時、渋カジ(渋谷カジュアル)と呼ばれたカルチャーに多大な影響を与え、象徴的なファッション・アイコンともなりました。
1999年には一旦、活動を休止したMAGICでしたが、20年の時を経て、オリジナル・メンバーである 上澤津孝(Vo.)、山口憲一(G.)、谷田部憲昭(B.)、久米浩司(D.)の4人が、リユニオンしたのは2017年のこと。 原宿「クリームソーダ」の50周年がきっかけでした。
「クリームソーダ」は、世界初のドクロをアイコンにしたロックンロール・ブランドです。創始者の故・山崎眞行氏は、 〈怪人二十面相〉〈シンガポールナイト〉〈原宿CREAM SODA〉〈GARAGE PARADISE東京〉〈PINK DRAGON〉といった伝説のショップ を次々と立ち上げ、静かな住宅街だった原宿を若者の街に変貌させた立役者です。 1950年代のアメリカのスタイルを指す“フィフティーズ”という和製英語を発案し、原宿から渋谷へ抜ける”キャット・ストリート” の名付け親でもあります。「MAGIC」というバンド名とロックとロカビリーを融合した造語「ロッカビート」というキャッチフレーズを バンドに命名したのも山崎氏でした。
MAGICは、「クリームソーダ」から生まれたバンドです。生みの親の50周年を祝うため、20年ぶりに再会したメンバーたち。 すでにそれぞれの道を歩き始めていた彼らでしたが、ハートに灯った炎は、その後も消えずに燻り続けていたのです。
MAGICにとってメジャーデビュー30周年イヤーとなる今年、再び全国ツアーを敢行します。
平成が終わり、令和という新しい元号が始まった今年。ひとつの時代が終わり、新しい時代が始まったこの節目に、 「ロカビリー」という生き方を次代へ引き継ぐ一助となることを願いつつ、再び動き出したMAGICに、ご注目ください!
Keep on ROCK'A BEAT........!!!!