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NHK TV Sound~大人の音楽~ ~Hidekazu Uchiike作品集~

V.A.

2012年10月24日発売

CD / TKCA-73835 / ¥2096(税抜¥1905)

  1. 「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」オープニングテーマ「VOYAGERS」/平原綾香
  2. 「スポーツ大陸」オープニングテーマ「エル・セフィーロ」/ウェイウェイ・ウー
  3. 「BEGIN Japanology」テーマ/藤原道山
  4. 「リトル・チャロ東北編」テーマソング「わすれない」インストゥルメンタル/イラナ
  5. 「地球ウォーカー」エンディング「華-HANA-」/中森明菜
  6. 「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」テーマソングインストゥルメンタル「スマイル スマイル」/平原まこと
  7. 「直伝 和の極意」テーマ/HIDE-HIDE
  8. 「笑う沖縄 百年の物語」テーマソング「命の祝い」/仲田正江
  9. 「スポーツ大陸」エンディングテーマ「夢は、きっと、かなう」/チェンミン
  10. 「ニューヨーク街物語」エンディングテーマ/村田陽一(ブラス) 今野均(ヴァイオリン)
  11. 「ITホワイトボックス」オープニングテーマ/竹内浩明
  12. 好きでいさせて/Tiara
  13. 「地球街角アングル」テーマ/中西俊博
  14. 「世界潮流」NHKウィークエンドスペシャルテーマ「HOPE~day」/米倉利紀
  15. 「体感生中継グランドキャニオン」テーマ「グランドキャニオン」/世界中継プロジェクト(オーケストラ)
  16. 「こだわりライフヨーロッパ」テーマ/西脇辰弥
どこかで聴いた音楽、そうだNHK

日頃観ているNHKテレビ、その音楽を聴くたびに想い出す感動のシーン。
NHKの人気テレビ番組でお馴染みの楽曲をコンパイルした
作曲家・内池秀和の名曲集。
内池秀和の作品より、癒し系の音楽を中心に“大人の音楽”をセレクトした内容。
時には音楽だけで聴いてみたい。
トップアーティスト達によるNHK人気番組テーマ作品集。



楽曲解説

1. 「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」オープニングテーマ「VOYAGERS」/ 平原綾香(ヴォーカル)
初代「ダーウィンが来た」のテーマソング。壮大な人類愛をうたう平原綾香の詞とともに5年間、日曜夜のお茶の間に流れた。
ケニー・Gとウェイウェイ・ウーがカバーしたエンディングをはじめ様々なバージョンが展開された。(内池秀和)

2. 「スポーツ大陸」オープニングテーマ「エル・セフィーロ」/ ウェイウェイ・ウー(二胡)
番組初期から使われていたテーマ曲。アスリートの人間模様を綴った曲で、ウェイウェイ・ウーの奏でる力強く、そしてせつない音色が勝利、敗北、苦悩などあらゆるシーンに合うメロディーになっています。(内池秀和)

3. 「BEGIN Japanology」テーマ/ 藤原道山(尺八)
ピーター・バラカン氏がプレゼンターで、外国人向けに日本を紹介する番組。日本をイメージする音として藤原道山の尺八が番組タイトルを盛り上げます。(内池秀和)

4. 「リトル・チャロ東北編」テーマソング「わすれない」インストゥルメンタル/ イラナ(馬頭琴)
日本の原風景ともいえる東北の魅力をアニメで伝える。それは「チャロ東北編」の最大の目的でした。「わすれない」はテーマ曲として、アニメだけでは伝えられない自然の美しさを表現してくれました。特にこの馬頭琴バージョンは、自然の豊潤さ・奥深さを感じさせます。まさかモンゴルの楽器がこれほど日本の風景にマッチするとは!さすが内池さん。(番組プロデューサー鵜川陽一)

5. 「地球ウォーカー」エンディング「華-HANA-」/ 中森明菜(ヴォーカル)
世界各地で営まれる人間模様を描いた番組。中森明菜の優しい歌声で生き生きとした町の人々を包みこむエンディングテーマでした。(内池秀和)

6. 「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」テーマソングインストゥルメンタル「スマイルスマイル」/ 平原まこと(サックス)
2012年に、リニューアルされた「ダーウィンが来た」のタイトル曲第2弾。今回収録するのは日本を代表するサックス奏者平原まことのインストゥルメンタル。前作「VOYAGERS」同様、平原綾香との詞曲コンビで頑張りました。(内池秀和)

7. 「直伝和の極意」テーマ/ HIDE-HIDE(三味線・尺八)
日本の良さを再認識させるような趣味番組。尺八と三味線のユニット「HIDE-HIDE」のアグレッシブな演奏が、邦楽器のイメージを変えた新しい一曲。(内池秀和)

8. 「笑う沖縄百年の物語」テーマソング/ 仲田正江(唄)
沖縄には、仲田正江さんという素晴らしい歌姫がいる。うるおいのある美声に、深い情感があふれる。内池さんの賛同もあって「笑う沖縄百年の物語」(NHK)の主題歌を歌ってもらった。偉大な芸人たちの活躍を通して沖縄の底力を描く90分のドキュメンタリー。いつの世も荒波にもまれてきた沖縄人の心情を、お二人はみごとに表現した。ちなみに彼女は沖縄芸能を支える「喜劇の女王」仲田幸子の孫。偉大な「おばぁ」の才能と魂は脈々と受け継がれているのだ。(番組プロデューサー貴志謙介)

9. 「スポーツ大陸」エンディングテーマ「夢は、きっと、かなう」/ チェンミン(二胡)
「スポーツ大陸」は、2004年4月から7年間にわたって300本近く放送したNHKのスポーツドキュメンタリー番組です。オープニングテーマは番組誕生当初から、シャープかつアグレッシブな曲想でアスリート達の挑戦を盛り上げました。エンディングテーマは6年目から。作曲の内池秀和氏と二胡のチェンミンさんにお願いしたのは、栄光に至るまでの苦しみを表現してほしいということ。できあがった「夢は、きっと、かなう」は切ない響きで、アスリートの日々をねぎらい、讃えるかのようでした。いずれも視聴者の皆さんはもちろん、取材させていただいた選手からも大変好評でした。(番組プロデューサー田中文弥)

10. 「ニューヨーク街物語」エンディングテーマ/ 村田陽一(ブラス) 今野均(ヴァイオリン)
今野均の軽快なヴァイオリン、村田陽一のトロンボーンをメインに歯切れ良いホーンセクションが日本にいながらニューヨークの街を彷彿させてくれる軽快な一曲。(内池秀和)

11. 「ITホワイトボックス」オープニングテーマ/ 竹内浩明(ヴォイス)
毎日パソコンでWeb検索をし、仕事先にメールを送り、スマホは片時も手放せない。しかし、身近なIT機器でも、中身は知らないまま。そんな“ブラックボックス”であるITの秘密を解き明かそうという番組が、“ITホワイトボックス”です。番組テーマ曲では、テクノロジーを生み育ててきた人々の温かな心をモチーフに、『人の声』がメロディーを紡ぎ、暖かみのある音世界へいざないます。(番組プロデューサー北野和宏)

12. ケータイ発ドラマ「激恋…運命のラブストーリーより」挿入歌「好きでいさせて」/ Tiara(ヴォーカル)
アーティストとしての才能だけではなく、歌い手への音楽的気遣い、作品に合わせたメロディーなど、挿入歌には様々な課題が課せられます。それらをいとも簡単にクリアし、完成度の高い楽曲を完成させて行く内池さんのパワーとバイタリティーを堪能できる作品です。ドラマ出演者が聞いて涙した名曲です! (監督一色隆司)

13. 「地球街角アングル」テーマ/ 中西俊博(ヴァイオリン)
地球ウォーカーの後番組で、よりシャープに人間にフォーカスする。テーマ音楽も大人の雰囲気を出そうと、ヴァイオリンで中西俊博テイストいっぱいに埋め尽くしていただきました。(内池秀和)

14. 「世界潮流」NHKウィークエンドスペシャルテーマ「HOPE~day~」/ 米倉利紀(ヴォーカル)
当初ハーレム少年合唱団の歌でスタートしたテーマ曲。9・11テロの後、ニューヨーク在住だった米倉利紀に詞とボーカルを入れてもらい完成形になったのがこの「HOPE~day~」。米倉氏の未来への希望と忘れない日からこの曲名がつきました。(内池秀和)

15. 「体感生中継グランドキャニオン」テーマ「グランドキャニオン」/ 世界中継プロジェクト(オーケストラ)
ハイビジョンがまだ珍しかった頃、世界の絶景をハイビジョン中継した番組。野見祐二のオーケストレーションで大西部の豪快さを表現していただき、最高の出来になりました。(内池秀和)

16. 「こだわりライフヨーロッパ」テーマ/ 西脇辰弥(クロマティックハーモニカ)
ハーモニカという言葉のイメージを覆す西脇辰弥の演奏、どうしてこういう歌い回しが出来るのだろう? といつも感激しています。
そんな素敵なハーモニカでヨーロッパの通りにいる空気を表現しています。(内池秀和)




内池秀和 プロフィール

アメリカでの高校時代に音楽を学ぶ。帰国後、慶応義塾大学法学部を卒業し、1991年NHKに入局。多数の番組テーマ曲などを作りながら、アーティストへの楽曲提供も手がける。現在はNHKから独立し、テレビ、イベントなどの音楽を中心に幅広い音楽活動を展開している。
このアルバムに収録された曲の他、NHK番組テーマ音楽では「火の鳥」(中島美嘉)、「南極特番」(平井堅)、「サンデースポーツ」(チェン・ミン)、「ダーウィンが来た」(ケニー・G)(他多数)、がある。映画音楽では、「蒼き狼」(イラナ)など。他、2010年上海万博日本産業館プログラム「誕生」の音楽などがある。